揚重作業の手間削減!
資材搬送を楽にする『ハンソーレール』
昨今の建設現場には「労働力不足や人手不足の解消」・「作業者の負担軽減」が求められています。
建築金物総合メーカー ダイケンは、「建築資材の揚重(ようじゅう)・搬送(運搬)作業」の効率化や生産性の向上につなげるために【仮設足場用搬送システム ハンソーレール】を開発しました。
今回は、建設現場の省力化・省人化に貢献する『ハンソーレール』をご紹介します。
(公開:2022年11月7日/更新:2024年6月11日)
▼お気軽にご相談ください!▼
↓ 「ハンソーレール」の詳細をチラシでチェック ↓
■『ハンガーレール(ドアハンガー)』のトップメーカー ダイケン
建築金物総合メーカー 株式会社ダイケンは、大きくて重い扉を吊るしてスムーズな開閉扉ができる「ハンガーレール(ドアハンガー)」のトップメーカーです。70年以上の実績を持ち、多くの工場や倉庫などの扉機構に採用いただいています。
『ハンソーレール』は、そんなハンガーレールのノウハウを活かして開発しました。
▼関連記事:ハンガーレールシリーズを解説▼
■仮設足場用 搬送システム『ハンソーレール』とは
ハンソーレールは建築資材の水平搬送だけでなく、階をまたいだ垂直搬送も実現した製品です。専用のレールやランナー等によって、資材の運搬や揚重(荷揚げ)を楽にし作業者の負担を軽減させます。
【メリット】
・外装パネル・ALCパネル・石材などの重量物、竪樋などの長物を楽に搬送可能。
・クレーンやフォークリフト・エレベーター等で搬入・運搬作業ができない狭小現場にも最適。
■仮設足場用 搬送システム『ハンソーレール』の部品
ハンソーレールは仮設足場の建地(たてじ:足場の支柱)に取り付けます。現場によって必要な部品が変わります。部品の脱着は「市販のラチェットレンチ(17×19)」で簡単にできます。
ハンソーレール
「ホイスト用連結複車」や「ランナー」が走行する軌道となるレールです。仮設足場の基本建地(柱)ピッチに合わせてレール長さ4タイプをラインアップ。スチール製(溶融亜鉛めっき鋼板)。
●メーター規格:1800/3600 mm
●インチ規格:1829/3658 mm
ハンソーブラケット&単管下ブラケット
仮設足場の建地とハンソーレールを固定するためのブラケットです。
ホイストランナー
上層階のハンソーレールを走行します。「角パイプ・複車・ホイスト取り付け用金具」で構成されています。ホイスト取り付け用金具に取り付けたホイストのワイヤーロープ※ を垂直操作することで、資材の揚重(荷揚げ)を行います。ハンソーレール内を走行できるため、最適な位置で荷揚げ作業が行えます。荷揚げ耐荷重は「250kg以下」です(ホイストランナー・ホイスト本体の質量除く)。
※ホイスト、ワイヤーロープは別途ご用意ください。
〈ホイストランナー 取り付けイメージ〉
ハンソーランナー
下層階のハンソーレール内を走行する吊り車です。建築資材を玉掛けするスリングをシャックル※ で取り付けて水平搬送します。1つの建築資材に対してハンソーランナー2個吊りで使用します。レールの変形を避けるため、ランナー間ピッチは「1830mm以上」離してください。※スリング、シャックルは別途ご用意ください。
なお、ランナー耐荷重は「2個吊り当り:300kg以下」ですが、揚重(荷揚げ)作業をする場合は、ホイストランナーの「荷揚げ耐荷重:250kg以下」を優先します。
ストッパー
ランナーの脱落防止のためにレール端部に取り付けます。
アイボルトセット
親綱を付けたクランプ※ を取り付けるための金具です。また、ストッパーの耐久性を補助する役割もあります。※親綱、クランプは別途ご用意ください。
〈搬入口側イメージ〉
▼お気軽にご相談ください!▼
■仮設足場用 搬送システム『ハンソーレール』の耐荷重
建築資材の最大質量は搬送方法によって変わるため注意が必要です。
【下層階から上層階に資材を揚重(荷揚げ)する場合】
ホイストランナー荷揚げ耐荷重:250kg以下
荷揚げするためのホイスト(別途)を吊る「ホイストランナー」の耐荷重で計算。資材の質量は250kg以下にしてください。
【下層階で水平搬送のみ行う場合】
ハンソーランナー耐荷重:300kg以下(2個吊り当り)
資材を玉掛けするスリング・シャックル(別途)を吊る「ハンソーランナー」の耐荷重で計算。資材の質量は「150kg以下」にしてください(レール変形を避けるため、ランナー間ピッチは1830mm以上で玉掛け)。
■『ハンソーレール』耐久試験の実施
自社で「落下試験」や「走行試験」を行い、安全性を検証しています。
■仮設足場用 搬送システム『ハンソーレール』のよくあるお問い合わせ
Q1.販売から取り付けまで行っていただけますか?
A.当社は一般業種のお客様に直接の販売は行っておりません。また取り付け工事やメンテナンスも対応しておりません。ご購入・取り付け工事は、最寄りの工事業者や建築金物取り扱いの販売店をご利用ください。
Q2.屋外に使用できますか?
A.ハンソーレールは屋外でご使用可能ですが、定期的にメンテナンスを行ってください。保管時は雨ざらしを避けてください。
Q3.ハンソーランナー耐荷重 300kg以下(2個吊り当り)=レールの耐荷重 ですか?
※下層階のみで使用する場合
A.レールの耐荷重は「ブラケットピッチ間荷重:150kg以下」で計算してください。建築資材の質量が150kg以上の場合、レールの変形を避けるためブラケットピッチ内に2個のランナーが入らないようにランナー間を「1830mm以上」空けてください。
■揚重作業の手間削減!資材搬送を楽にする『ハンソーレール』まとめ
「ハンガーレール」のトップメーカー 株式会社ダイケンが、そのノウハウを活かして開発した『仮設足場用搬送システム ハンソーレール』は、少ない人数でも建築資材(外装パネル・ALCパネル・石材などの重量物・竪樋など)を楽に効率よく揚重(ようじゅう)・搬送(運搬)できる製品です。
ハンソーレールは、レールやランナー・ブラケットなどの部品を仮設足場の建地に取り付けます(市販のラチェットレンチ(17×19)で簡単に脱着可能)。クレーン車やフォークリフト・エレベーター等が使用できない狭小現場にも最適です。
建築資材の最大質量は以下を参考にしてください。
・下層階から上層階に建築資材を揚重(荷揚げ)する場合:「ホイスト荷揚げ耐荷重 250kg以下」で計算。
・下層階で水平搬送のみ行う場合:「ランナー耐荷重 300kg以下(ランナー2個吊り当り)」で計算。
※レールの変形を避けるためにランナー間ピッチを「1830mm以上」空けて資材を吊り下げてください。また、「ブラケットピッチ間荷重:150kg以下」にも注意が必要です。
建設現場の省力化・省人化に課題をお持ちなら『ハンソーレール』を是非ご検討ください!
↓ 「ハンソーレール」の詳細をチラシでチェック ↓
▼お気軽にご相談ください!▼