【床下点検口】
失敗したくない!おすすめの場所と製品を解説


点検口とは、天井裏・壁内・床下等の配管・配線の点検や構造体の確認をする開口部を指すメンテナンス時に重要な設備です。点検口があれば、定期的に建物内部の状態をチェックすることができ、経年劣化の早期発見や、水漏れが発生した際に作業がしやすくなります。

戸建て住宅(建売住宅)では、キッチンや脱衣場・洗面所の床に設けられることが多く、「床点検口(床下点検口)」と呼ばれています。普段あまり使用する機会が無い点検口ですが、先述の通り、トラブル発生時に役立つ設備です。
今回はそんな戸建て住宅(建売住宅)におすすめの床点検口(床下点検口)をご紹介します。

(公開:2023年10月11日)

\ 点検口の老舗メーカーがおすすめ製品をご紹介 /

【戸建住宅向け 床点検口ガイド】
〈この資料で分かること〉
■ダイケン製 床点検口のポイント
■戸建て住宅向け『床点検口・床下収納庫(抜粋)』をご紹介
(特長、納まり図、スペック、定価情報など掲載)
■会社概要・お問い合わせ方法 など点検口選びに役立ちます。
(全16ページ・PDF形式:3MB)

【 目 次 】

株式会社ダイケンの床点検口・床下収納庫とは?

ダイケンおすすめ ホーム床点検口

ダイケンおすすめ 床下収納庫【キッチン ジャンボ】

床下点検口・床下収納庫 おすすめの設置場所や施工手順のポイント

床点検口・床下収納庫のメンテナンス

床点検口・床下収納庫のよくある質問

【床下点検口】失敗したくない!おすすめの場所と製品を解説!まとめ

建築金物総合メーカー 株式会社ダイケンの製品群

 

■株式会社ダイケンの床点検口・床下収納庫とは?


ダイケンは、点検口の製造販売を1963年より始めました。オフィスビル・公共施設向けから集合住宅・戸建て住宅向けまで幅広いラインアップをしています。戸建て住宅向けとしては「ホーム床点検口」「床下収納庫 キッチン ジャンボ」を製造・販売しています。

コストパフォーマンスに優れた製品

1963年からの製造販売ノウハウを元に、品質と価格のバランスを追求し、コストパフォーマンスに優れた製品を実現しました。

 

 

耐食性に優れたアルミ合金押出形材を採用

材質は、サッシやドアなど建築物の内外装用材に広く使用されている、軽量で耐食性に優れた「アルミ合金押出形材 A6063S-T5」を採用しています。点検口は、外枠・内枠で構成され、蓋となる内枠には周囲と同じ仕上材をはめ込み施工するのが一般的です。

 

気密断熱性能

ダイケンの気密・断熱 点検口は、建築物省エネ法の中で求められている『省エネ基準(断熱等性能等級4)や、誘導基準(断熱等性能等級5)』に対応しています。
『冷暖房の空調効率をアップしたい!』、『省エネ基準に準拠して施工する天井・壁・床で周囲と同等の断熱性能を点検口でも発揮したい!』といった場合などに最適です(該当製品のみ)。

断熱性能

断熱イメージ

 

点検口枠と床面との段差がわずか

フローリング床面と点検口枠との段差が少ない「1.2mm厚」からラインアップ※。歩行時の快適性も確保しています。
※1.2mm厚=HFIB型(仕上厚は15mm)の場合。

段差が少ない床下点検口

 

冷感を抑えた樹脂カバー仕様

アルミ枠で耐久性を確保しながらも、樹脂を被せることで接触冷感を抑える「樹脂カバー仕様」や、点検口枠の角を樹脂にして怪我をしにくくする「コーナー樹脂仕様」も一部にラインアップ。

樹脂カバー仕様

コーナー樹脂

 

蓋が開閉しやすい設計

ダイケンの点検口は、施工時にフローリング床面を開口した際の床材を蓋に利用します。そのため、開閉操作しやすい設計を実現しました。また、蓋強度をアップする蓋補強仕様もラインアップしています(該当製品のみ)。

 

 

■ダイケンおすすめ ホーム床点検口


ダイケンの床点検口(床下点検口)は「ホーム床点検口」として多彩にラインアップしています。その中からおススメ製品をご紹介します。※当社製品は点検口枠のみです。床材などは別途手配ください。

 

①SH3型〈気密タイプ〉

フローリング床面と点検口枠の段差「2.0mm」!内枠に蓋補強材を取り付けることで強度向上!木造住宅も鉄筋コンクリート造住宅もこれ1台で対応!(木質床の場合)。リーズナブルな定価設定。

枠色は「ブロンズ、シルバー、ホワイト(全て艶有)」&「艶消ステンカラー」。※オプションの「下地材」で、蓋の仕上げがクッションフロアにも対応します。

 

②HXP型〈気密タイプ〉

冷感を抑えた樹脂カバータイプ&安全なコーナー樹脂仕様!床面開口周りの外枠が無い「内枠のみ1枠タイプ」のため、外枠と内枠の間のゴミ溜まりが発生しない内枠に蓋補強材を取り付けることで強度向上!

枠色は「ダークブラウン、ミディアムブラウン、ステンカラー、アイボリー」。オプションの「下地材」で、蓋の仕上げがクッションフロアにも対応します。

 

③HFC2型〈簡易気密タイプ〉

フローリング床面と点検口枠の段差「2.4mm」!安全なコーナー樹脂仕様!内枠に蓋補強材を取り付けることで強度向上!
枠色は「ブロンズ、シルバー(全て艶有)」。

④HXD型〈気密断熱タイプ〉

フローリング床面と点検口枠の段差「1.7mm」!ガタツキ・音鳴り軽減設計!内枠に蓋補強材を取り付けることで強度向上!
枠色は「ブロンズ、ステンカラー(全て艶消)」。

 

\ 点検口の老舗メーカーがおすすめ製品の詳細をご紹介 /

 

 

■ダイケンおすすめ
床下収納庫【キッチン ジャンボ】


床点検口と収納ボックスがセットになった床下収納庫シリーズです。収納ボックスは室内側に取り外すことができるため床下空間のメンテナンス点検も可能です。普段は収納ボックスに調味料や詰め替えシャンプーといった、日用品のストック スペースとして使用できるため便利です。

 

①PKCD型〈気密断熱タイプ/深型450mmボックス〉

フローリング床面と点検口枠の段差「1.7mm」!内枠に蓋補強材を取り付けることで強度向上!安全なコーナー樹脂仕様。枠色は「ブロンズ、シルバー(全て艶有)」。

収納ボックスは、深型タイプ「収納容量:70L(ビール大瓶30本)、耐収納質量:75㎏」。

 

②PKPD型〈気密断熱タイプ/深型450mmボックス〉

冷感を抑えた樹脂カバータイプ&安全なコーナー樹脂仕様!床面開口周りの外枠が無い「内枠のみ1枠タイプ」のため、外枠と内枠の間のゴミ溜まりが発生しない内枠に蓋補強材を取り付けることで強度向上!

枠色は「ダークブラウン、ミディアムブラウン、ステンカラー、アイボリー」。※オプションの「下地材」で、蓋の仕上げがクッションフロアにも対応します。

収納ボックスは、深型タイプ「収納容量:75L(ビール大瓶36本)、耐収納質量:75㎏」。

 

③PKPU型〈気密タイプ/浅型ボックス〉

収納ボックスが「高さ300mmの浅型設計」で、戸建て2Fへの設置にも最適!

枠は、冷感を抑えた樹脂カバータイプ&安全なコーナー樹脂仕様。床面開口周りの外枠が無い「内枠のみ1枠タイプ」のため、外枠と内枠の間のゴミ溜まりが発生しない

枠色は「ダークブラウン、ミディアムブラウン、ステンカラー、アイボリー」。
※オプションの「下地材」で、蓋の仕上げがクッションフロアにも対応します。内枠に蓋補強材を取り付けることで強度向上!

 

\ 点検口の老舗メーカーがおすすめ製品の詳細をご紹介 /

 

■床下点検口・床下収納庫 おすすめの設置場所や施工手順のポイント


点検口の設置場所は、設計事務所やハウスメーカー側で適切な場所に指定されていることがほとんどです。ただし、注文住宅やリフォーム工事の際に施主側にこだわりがある場合は、初回打ち合わせ時に相談してみても良いかもしれません。

設置場所選定のポイント

床点検口(床下点検口)・床下収納庫を設置する場所を選定する際は、以下の点に注意してください。点検口選びの失敗を防ぐことになります。

①キッチンや洗面所・脱衣場など水回りに近い場所への設置が最適。

②メンテナンス時の作業を考慮し納戸・押入れへの設置は避ける。また、点検口の上に物を置かない。

③メンテナンス時に作業員が出入りする場合があるため、大きめの開口サイズを選ぶ。

④断熱性も考慮して設置場所を選ぶ:設置する場所によっては冷気や暖気が逃げてしまう可能性があるので、断熱性の高い床点検口(床下点検口)を選ぶことで、エネルギー効率の向上につながります。

 

主な施工手順

床点検口(床下点検口)を設置する際は、以下の手順に従って専門業者が作業を進めます。

床下点検口 取り付け手順

①床点検口のサイズを決定します。一般的な開口寸法サイズとしては、450角・600角がよく使われます。

②床点検口の設置場所を決定後、サイズに合わせて開口する。開口時の床材は内蓋として使用。

③床点検口を設置します。点検口の外枠を開口部に固定します。続いて内枠に開口時の床材をはめ込み内蓋として取り付けます。
※床下収納庫の場合は、別途 収納ボックスの設置が必要。

 

▼施工手順の詳細を組立説明書でチェック▼banner_datadowenload

 

 

■床点検口・床下収納庫のメンテナンス


床点検口(床下点検口)は、建物の内部へアクセスするための重要な設備です。点検口が無いと床下の状態を確認することができず、建物の安全性や耐久性に影響を及ぼす可能性があります。定期的なメンテナンスも意識しましょう。

 

清掃方法

床点検口(床下点検口)のメンテナンスの一環として、定期的な清掃が必要です。特に、点検口が埋まってしまったり、汚れが詰まったりしないように注意が必要です。清掃時は、ブラシや掃除機で点検口周辺のほこりや汚れを取り除きましょう。

 

定期点検

床点検口(床下点検口)の定期点検は、建物の安全性を確保するために欠かせない作業です。床下空間の点検は、一般的には年に1回を目安に行うことが推奨されています。居住者で行うと費用が抑えられますが、専門業者に頼むとシロアリや老朽化などの早期発見に繋がる場合もあります。

 

メンテナンスを容易にするために
寸法の互換性を持たせた「CjK部材基準」対応

ダイケンの一部の点検口は、建材や住宅設備機器メーカーで構成される「長期使用住宅部材標準化推進協議会」が定める「CjK部材基準※」に対応しています。ダイケンも正会員として加盟しています。
※長期にわたってメンテナンスを容易にするために、寸法の互換性をもたせた部品・部材に与えられる認証。

 

 

■床点検口・床下収納庫のよくある質問


Q.床点検口(床下点検口)の必要性

A.床点検口(床下点検口)は、建物の床下空間にアクセスするための出入口です。点検口が無いと床下の状態を確認することができず、「水漏れ、結露」等の問題が発生した場合の対処が困難になります。
なお、新築住宅で「長期優良住宅」の性能評価を得るには、点検口の設置が義務付けられています。※詳細はこちら

 

Q.床点検口(床下点検口)の枠を目立たせたくありません

A.点検口周辺のフローリングの床材が季節によって伸縮するため、開口部の形状を一定に保つことは難しいです。その現象を点検口枠でカバーするため「10mm幅程度の額縁タイプ」が主流です。
どうしても気になる方は、新築やリフォーム工事の初回打ち合わせの段階で設置場所の検討を行ったり、普段はマットを引くなどでご対応ください。※点検口の上に重い物を置くことは推奨いたしかねます。

 

Q.個人で点検口の取り付けはできますか?

A.床点検口(床下点検口)の設置は、基本的に専門の施工業者に依頼することをおすすめします。個人での設置は可能ですが、適切な知識や技術が必要となるため、「強度不足」や「音鳴り」などの不具合が発生することが少なくありません。失敗を防ぐためには専門業者に依頼してください。

 

Q.別メーカーの収納ボックスがあるので、点検口枠だけダイケン製に買い換えて設置したい

A.「強度不足」や「音鳴り」などの不具合の発生が考えられるため、床下収納を検討される場合は、点検口枠と収納ボックスがセットになった、当社の「床下収納庫 キッチンジャンボ」をご採用ください。

 

Q.ダイケンは設置工事をしてくれますか?

A.当社は製造・販売までを行っており、工事やメンテナンス修理は対応いたしかねます。何卒ご了承ください。 設置のご依頼は最寄りの工事業者にご相談ください。

 

Q.点検口の上にキッチンマット等を引いても良いですか?

A.柔らかいマットなら問題ありません。珪藻土マットなどの固いマットは、点検口枠と床面の段差が影響し足で踏んだ際に割れる恐れがあります。

 

Q.クッションフロアに対応していますか?

A.一部の製品は、蓋用の「オプション 下地材」をご用意しています。該当製品に限り、クッションフロア仕上げに対応します。

 

 

■【床下点検口】失敗したくない!おすすめの場所と製品を解説!まとめ


床点検口(床下点検口)は、戸建て住宅(建売住宅)のキッチンや脱衣場・洗面所の床に設けられることが多く、トラブル発生時に役立つ設備です。

株式会社ダイケンは、1963年から点検口の製造販売をスタートした老舗メーカーのひとつです。材質は、サッシやドアなど建築物の内外装用材に広く使用されている、軽量で耐食性に優れた「アルミ合金押出形材 A6063S-T5」を採用しています。ラインアップの中には「気密断熱」に対応したタイプや、歩行時の冷感を抑制した「樹脂カバー仕様」なども展開しています。

ダイケンの床点検口(床下点検口)は「ホーム床点検口」として多彩にラインアップしています。ダイケンのおすすめ「ホーム床点検口」はこちら

ダイケンの床下収納庫は、床点検口と収納ボックスがセットになっています普段は収納ボックスに調味料や詰め替えシャンプーといった、日用品のストック スペースとして使用できるため便利です。ダイケンのおすすめ「床下収納庫」はこちら

点検口の設置場所は、設計事務所やハウスメーカー側で適切な場所に指定されていることがほとんどです。こだわりがある場合は事前に要望をしておきましょう。設置場所選定のポイントはこちら

床点検口(床下点検口)や床下収納庫は、定期的に清掃する様にしましょう。また、年に1回は床下空間を点検することも大事です。その他、点検口に関するよくある質問もまとめていますので、合わせてご確認ください。

普段は使う機会が少ないために忘れ去られがちな床下点検口ですが、床下空間の点検やトラブルの早期発見につながる大切な設備です。新築時やリフォーム時に床下点検口を施工する際は、本記事をお役立てください!

 

\ 点検口の老舗メーカーがおすすめ製品をご紹介 /

【戸建住宅向け 床点検口ガイド】
〈この資料で分かること〉
■ダイケン製 床点検口のポイント
■戸建て住宅向け『床点検口・床下収納庫(抜粋)』をご紹介
(特長、納まり図、スペック、定価情報など掲載)
■会社概要・お問い合わせ方法 など点検口選びに役立ちます。
(全16ページ・PDF形式:3MB)

 

■建築金物総合メーカー 株式会社ダイケンの製品群


ダイケンは、1924年に戸車の製造を以て大阪にて創業しました。以来、建築金物・内外装建材・エクステリアなど数百種類以上の製品を製造する「建築金物総合メーカー」として、日本の住環境を支えています。

特に、工場等の大きな扉を吊るす「ハンガーレール」や、自転車置き場の「駐輪場屋根・自転車ラック」ではトップメーカーです。その他、ゴミ収集庫・庇・点検口など様々な製品をラインアップしています。是非、ご検討ください。

ダイケン製品

 

 

設計事務所のみなさまへ ~作図や積算見積りをお手伝いいたします~

ダイケンでは、お忙しい設計事務所ご担当者様の設計に協力させていただいております。
自転車ラック、駐輪場屋根、内外装ルーバー、懸垂幕装置〈一例〉など弊社製品の作図協力や積算見積りのお手伝いをいたします。
作図や積算についてのお悩みやお困り事がありましたら、お問い合わせください

 

設計事務所のみなさまへリンクバナー

 


点検口・フロア換気口カタログ 公開中▼

 

 

関連記事

【気密断熱 点検口】 建築物省エネ法 対応点検口のご紹介↓

 

 

点検口とは?種類や特長をご紹介↓link_lineup